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THE FIRST SLAM DUNKのchocoberryのネタバレレビュー・内容・結末

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

漫画スラムダンクの映画化版。
バスケットボールの試合の様子がリアルで、本当によく描かれている。映像もアニメのような2次元でなく、若干3Dが入ったような映像になっていた。そのため、選手と選手がぶつかり合う様子や、バスケットボールをドリブルする音の感覚が本物みたいだった!

スピード感もあり、リョータの隠れたパス周しとか、ほんと絶妙!速攻をする流川くんも速い!し。スラムダンクのシーンは迫力あるし。残り10秒!みたいなラストシーンが、観客と一体になって応援する気持ちになり、まるで実際の試合を見ているような感覚になった。

ストーリーは、漫画のように初めからかと思っていたが、山王工業との1戦だった。しかも、主人公が宮城リョータであり、彼の過去が明かされる。また、リョータの母とのつながりが描かれていて、家族のストーリーにもなっているなと思った。

リョータにはバスケの上手なお兄さんがいた。けれど、海の事故で亡くなってしまう。リョータはバスケが好きだったのでバスケを続けるが、上手だったお兄さんと比べられて過ごす。そんなリョータが、お兄さんの夢であった「山王工業に勝つ」を叶えるべく、山王工業と試合をすることになる。
試合のために家を出る前日の夜、リョータは母に向けて手紙を書く。その書き出しが「兄の代わりに僕が残ってしまってごめんなさい」という内容だった。そんなの悲しい・・・!
結局、リョータはその文章を消し、新たな文章を書くのだが、なんかもう、その一言にぐっときてしまった。そんなことを考えながらバスケをしていたのかと。

そして、次の朝、リョータの母が起きてテーブルを見ると、手紙が置いてある。その宛名は「母上様」。
母上・・・!こんな宛名が、高校生である17歳っぽくて、笑ってしまった。

そして、山王工業との試合からリョータが帰ってきて、海を眺めている母に出会う。母はリョータに向かって「なんか背、のびた?」リョータは「4日間で伸びるかよ!」と返す。あー、なんかこの会話もいいな。私も長女が生まれて産院にいて、久々に次男に会ったら次男がすごく大きく見えたことを思いだした。久々に見たら、子供を大きく感じることってある。

そして、当然だけど流川くんがかっこよかった!一緒に映画を見た長男も次男も「背番号11がかっこよかった」といっていた(名前は覚えていない)。ドリブルも速いし、山王工業の北沢と1on1を挑む姿もよかった。

試合展開は漫画のとおりで、流川くんが桜木花道に初めてパスをして、花道がシュートを決めて、2人が「パシッ!!!」と手をタッチするシーン!あの名場面が見れて、やっぱり感動だった。

子供と一緒に見ることができてよかった!今後の子育てについて考えるきっかけにもなった。
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