今更すぎるけど新宿のtohoシネマズで視聴。
スラムダンクは昔バスケをしている時に読んでいて、当時を色々思い出した。
山王戦の感動するところは、たった1時間ほどの試合の「現在」に、一人一人の登場人物たちの「過去」と「未来」という人生全体がかかってるところで、今回高クオリティなCGで鮮明に描かれていて、圧巻。新しい表現を見た。とても素晴らしいカットが何個もある。
原作者の井上雄彦自身が監督してるだけあって、レイアウトやカット割が漫画的ではあった。映画という表現形式を使いこなせていないような感じはある。
あと、今作の主人公の宮城の回想がそんなに面白くなかった(やはり原作の三井のストーリーなどが素晴らしすぎて物足りなく感じる)のと、回想が試合のテンポを悪くしてる。
漫画界のfilmarksあれば間違いなく星５の作品だし、ファンなので贔屓目にみてしまうけど、映画としての評価を冷静になって考えて星5ではないかなと思った。
エンタメ・娯楽作品としてはこれ以上ないレベルに仕上がってると思う。でも井上雄彦でハードルが究極的に高められた状態で見てしまったので、もっと芸術性高められたんじゃないかと思ってしまった。
