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THE FIRST SLAM DUNKのspitfireのレビュー・感想・評価

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
3.5
漫画SLAM DUNKよりハイライトとなる山王工業戦をピックアップして映画化。異例のロングランでしたが8/31上映終了。原作未読、TVアニメ未視聴ながら駆込みで鑑賞してきました。チネチッタLive Zoundは客入りも上々。

試合シーンのスピーディな攻防は迫力があり、息を飲みっぱなし。それでいて必要な情報は初見でもなんとか分かるぐらいに出してあって、情報量の整理も上手いと思います。井上先生初監督なのマジで?

それに主題歌は2つとも爆イケ。「Love Rockets」流しながら線画でのエントリーシーンは本当にクール。そして「第ゼロ感」はバスケを代表する楽曲として今後使い倒されるのでしょう(水泳におけるウルトラソウルのように)。っていうか10-FEETもキャリア長いのにまだまだアンセム出てくるの凄いよね。

一方で細切れに回想ドラマを挟む構成は没入感を削いでるように思いました。何なら宮城家まわりの話自体も割りと既視感あるんですよね。不良もスポ根も得意なジャンルじゃないしで、この辺は致し方なしですかね。

結論として楽しかったのは間違いないものの、思い入れのある人には私以上のものが見えているんだろうなぁ、という受け止めです。あとは余談ですが、三井ってあんなジャギみたいなこと言うんだね、知らんかった……
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