シートン

THE FIRST SLAM DUNKのシートンのレビュー・感想・評価

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
3.7
作品のなかの無駄のなさ、切断・選択をひとつも誤らない作者の眼力・胆力に敬服する。コートに立っている両チーム5人、計10人に加え、監督や控え選手、あるいは観戦する人々それぞれに物語がある。しかし作品という一つの体系のなかで、それらすべてを描くことはできない。99.99%の物語は切除されるほかない。では、何を残すべきか。その選択を作者は一度も誤らなかった。その判断に敬意を抱いた。
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