トランスマスター

THE FIRST SLAM DUNKのトランスマスターのレビュー・感想・評価

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.5
♯90 「諦めたらそこで試合終了ですよ」

インターハイにて、山王工業高校との試合に臨む湘北高校バスケットボール部。メンバーそれぞれが積み重ねてきた成果、背負っている過去、さまざまな思いが、コート上で激しくぶつかり合う。

◆良い点/注目ポイント
・私は原作アニメを1度も観た事が無くて、原作漫画は少年ジャンプで庶民のシュートを練習しているところまでしか読んでいない程のド素人です。そして邦画とアニメも苦手な人種ですが、とても楽しめました。
・リョータ目線の臨場感ある試合映像、強豪校のしつこいディフェンス、バスケ経験者で無くても楽しめます。
・J-POPを流すタイミング、無音にするタイミング共に見事です。
・スティーブ・ロジャースとトニー・スターク並に仲が悪い桜木と流川のシーンは、胸アツです。

◆改善点
・「安西先生 バスケがやりたいです。」のセリフが無い…。

◆総括
・MBAの試合すら見たこともないのに、劇中の試合は、スマホを触らず画面に釘付けでした。体育館に響くドリブルの音、バッシュのキュッキュッという音、ヤンキーとチーマーがストリートで暴れていた90年代、少年ジャンプを教室で読んでいた頃の記憶。この映画は、私を高校生の頃にタイムスリップさせてくれました。

-2024年90本目-