このレビューはネタバレを含みます
ヴィムヴェンダース5本目。
前作『都会のアリス』と比べると物語の必然性がだいぶ薄いけど破綻しているわけではなく観やすかった。
ボンの町でテレーゼと合流する辺りから気持ち良さが増してゆき、孤独の話と夢…
自室の窓を拳で割っちゃう作家志望の男ヴィルヘルム。母の勧めで旅に出るとあれよあれよと言う間に歌手、大道芸人、女優、詩人と旅のお供が増えていく。
妙に不穏な音楽が、彼らの旅路は明るくないことを予感さ…
作家志望の青年ヴィルヘルム(リュディガー・フォグラー)は、筆が進まず、母親の勧めで旅に出ることにする。旅先では元ナチの老人とその孫娘や、女優、詩人志望の青年と出会う。
ヴィム・ヴェンダース監督「ロ…
主人公である自称小説家のニートが、旅先で様々な人間達と関わり合っていくロードムービー。
主人公に嫌気がさしたのニートの母親は、自分の店を売って手切れ金代わりに売った金の半分を息子に渡し「作家には逃げ…
不思議な出会いと人間関係。
孤独の話が興味深かった。
主人公が乗ってたチャリが欲しい。そして母が逞しくかっこよかった。からのミニョンのお顔が素晴らしく麗しい。
前作でも思ったけど、リュディガー・…
🧳ヴィム・ヴェンダースレトロスペクティヴ&彼の作品観まくらんかシリーズ①
ヴェンダースの特集上映😆ジャームッシュと並ぶ学生時代の人気映画作家やった。かなり久しぶり。観てない作品もあるのでこの機会に…
このレビューはネタバレを含みます
ベルリン天使の詩しか見たことがなかったので、ベースのようなものを感じた。全体的にこういう作風なのかな?
詩を行動に移すとこうなるのかなと思った。パーティメンバーの増え方とか面子とか、なんかドラクエ…
出会って別れる、ただそれだけなのに満足感が高かった。目黒シネマで『都会のアリス』と続けて観たが、どちらも泳ぎに誘うシーンがあった。監督にとって「泳ぐ」ことって何か意味があるんだろうか。
登場人物のこ…
ゲーテの「ヴィルヘルム・マイスターの修行時代」が、短い旅の道程で出会う人々との物語に変換される。ヴィルヘルムのビルドゥングスロマンの遍歴は、作家志望の男の夢や悪夢として代置される。
ヴィルヘルムが…
© Wim Wenders Stiftung 2015