電気羊

まわり道 4K レストア版の電気羊のレビュー・感想・評価

まわり道 4K レストア版(1975年製作の映画)
3.2
主人公である自称小説家のニートが、旅先で様々な人間達と関わり合っていくロードムービー。
主人公に嫌気がさしたのニートの母親は、自分の店を売って手切れ金代わりに売った金の半分を息子に渡し「作家には逃げ道を絶った環境が必要」だと、息子を列車に乗せ体の良い厄介払いをする。

主人公は列車で旅芸人の老人と美少女や売れない女優、詩人、難病で妻を亡くし猟銃自殺をしようとしていた男などと知り合う。
そこで作家に必要なインスパイアを得ようとするが、何も得られず女優とともに都会へと戻る。

だが、主人公は女優との生活にも飽き、やっぱり一人が気楽でいいと彼女友別れ、相変わらずのニート生活に戻るのであった。

主人公は、作家を希望して色々体験するが、そんな体験(まわり道)も、何の役にも立たず結局はニートに戻るっていうろくでなしの映画でした。まあいいけど。
電気羊

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