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まわり道 4K レストア版のfilmooのネタバレレビュー・内容・結末

まわり道 4K レストア版(1975年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ヴィムヴェンダース5本目。
前作『都会のアリス』と比べると物語の必然性がだいぶ薄いけど破綻しているわけではなく観やすかった。
ボンの町でテレーゼと合流する辺りから気持ち良さが増してゆき、孤独の話と夢の話に少し退屈するものの、長回し含む山での散歩シーンは美しすぎて惚れ惚れした。
『アメリカの友人』と同じユルゲンクニーパーの不穏な音楽も気持ち良さを膨らませてくれた。
ナスターシャキンスキーが可愛すぎて大変だった。『パリ、テキサス』で観たことあるはずだけど作品自体の記憶が全く無い。途中でヌードも披露しているので18,19歳くらいかなと思ったら当時13歳。前作に引き続き後ろめたい気持ちになるとともにヴェンダースのことも心配になった。
ハンナシグラには別れの前日の車のシーン以外美しさを感じなかった。
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