どど丼

まわり道 4K レストア版のどど丼のレビュー・感想・評価

まわり道 4K レストア版(1975年製作の映画)
4.5
徐々に仲間が増えていく桃太郎みたいなロードムービーだが、ストレートな展開とは行かないのが肝。発展する社会の中で、人生の理想形に追われる人々の"不安"との対峙を描く六重奏。戦後の西ドイツが舞台とはいえ非常に普遍的、現代日本の若者世代なんか特に刺さるのでは(めっちゃ刺さった)。

人生は当然「まわり道」の連続だが、試行錯誤してこそ意味がある。けれど、自分の中にある不安を否定してはいけないし焦ってもいけない。ゆっくり自分のペースで進んで、向き合っていかなきゃいけない。でもそれが難しい、、
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