命知らずのドライバー。
沈みゆく車から抜け出して、映写技師のワゴンに便乗。カミカゼ、俺は見てるぞ。一緒にいると自分を失う妻に、何度も電話をかける。人生は一度だけなのに。見えるものすべてを書くのさ。不可能なことを可能に。まわり道も悪くないな。
変化は必然だよ、また会おう。
昔の話なんて聞きたくないさ。猛スピードで河へとダイブしたローベルトとそれを見ていた映写技師のブルーノ。必然のように彼らは共に旅を始める。心を通わせたり鬱陶しくなったり。奇妙な出会いから芽生える友情がとにかく愛おしい。人並みに過去があるとわかってほっとしたよ。僕らはIとEみたいだな。
