レトロスペクティブにて、初鑑賞。
(「ベルリン天使の詩」がスゴイ好きな人です)
映画館で良かった。
最初の方、どんな映画か掴めなくて
なかなか入り込めなかった。
子どもが出てきてからは集中できて
色や質感・構図の美しさも堪能できた。
予期せぬジョンルーリーにも驚いた。
だけど、時代のせいもあるけど(ハンターと同世代)
この作品は、ストーリーがNot For Meだった。
親の身勝手(特に父親)があまりにも酷くて
大事に養育していたアンとウォルトにも感情移入してしまって
「男と女」の話に入り込めず
子どもの事ばかり気になってしまった。
男は、もう一度「父」になろうとした
男は、もう一度「夫」になろうとした
だけど、やはりなりきれない。という感じ
「父」や「夫」(「母」「妻」も)になるには
覚悟と責任と努力が伴うのだな…と思った。
『バッファロー66』の時も感じたけど
女子供をただの飾りにした
ミソジニーこじらせ、自己中男のロマン「ユニコーン幻想」(「ペガサス幻想」の進化系)が
めっきりキツくなってるわ、2021晩秋。