大胆な淡いミントカラー。無感情な芝居と完璧な構図。1950年代への懐古と懐疑。そしてオーソン・ウェルズとステイホーム👾🏠。やっぱ全編ウェス・アンダーソン節が炸裂してましたわ。
地平線が見渡せるほどの開放的な砂漠に突然閉じ込められるアンバランスな閉塞感。その場で留まることで芽生えるスターとの色恋や孫たちとの心温まる交流。そして留まらない好奇心の暴走の成れの果てであるアトミックボムとキノコ雲。核実験で被爆をしたとされるジョン・ウェインなど当時のハリウッドスター達をどうしても連想してしまった。そう考えると現代のレジェンドであるトム・ハンクスを招集した理由も頷ける。やっぱひとりだけオーラがハンパないわ🤦
動くことと止まること。今作はパンデミックの影響もあってかストップモーションの演出が殊更に強調されていた気がする。正直わからないとこだらけだけど、色彩センスが異常にいいくっきりはっきりとした夢中夢を見せられていると考えたらなんか腑に落ちる。目覚めたければ眠れ！
