金をかけた『不思議惑星キン・ザ・ザ』といったふうで、どうやら私はこの手の映画が好きらしい。
(原義の意味で)シュールな色合いも良いし、意味が分からなそうに見えて分かりそうな感じも良い。とはいえ私には分からないのがまた良い。何かを見出そうと頑張らなくて済むからだ。
エンドロールで踊る鳥さんが筆舌に尽くしがたい素晴らしさで、可愛いといえばそう、軽妙とか洒脱とかいってもそう、滑稽ともあらわせるかもしれないが、とにかくその全て以上の何かだったこの鳥さんで、スコア0.2は加算できる。
また、鳥と並べるのは失礼かもしれないが、マーゴット・ロビーの惹きというか、画面掌握力には驚いた。美しいシーンだった。
