サマータイムブルース

アステロイド・シティのサマータイムブルースのレビュー・感想・評価

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)
3.2
ウェス・アンダーソン監督の最新作!!
楽しみにしていました
ただし、見た感想は、非常に分かりづらかった、というものです

物語は、白黒パートと、カラーパートに分かれています
白黒パートでは、劇作家のコンラッド・アープ(エドワード・ノートンさん)が自身の作った舞台劇「アステロイド・シティ」の紹介、解説をしています
そして、カラーパートでは実際に彼の書いた舞台「アステロイド・シティ」が演じられます
それが交互に続きます
まず、そこからして分かりづらい

舞台の内容は、砂漠の真ん中に隕石(アステロイド)が落ちてクレーターが出来、それが観光名所となったアステロイド・シティという街で巻き起こる騒動を描きます

そこで、ジュニア宇宙科学大会が開かれます
5人の子供たちの発明品の発表会があり、その後、表彰式が執り行われます
その時に突然空からUFOが飛来して、彼らの上空にピタッと止まります
そして、そこから宇宙人が降りて来て・・・

きゃー♡なにコレ、宇宙人!?メッチャ可愛い♡
連れて帰ってペットにしたい(笑)
この宇宙人、モーション・キャプチャーであのハエ男、ジェフ・ゴールドブラムさんが演じていると知ってびっくり!!

ゲラゲラ爆笑するようなコメディでなくて、クスクス笑うような感じ、この宇宙人登場シーンが、今回最大の見せ場だったかな、ジワジワ来ました

「未知との遭遇」や「2001年宇宙の旅」を想起させる映像もありました
SF作品のオマージュかな

毎回すんごい豪華キャストで、人がたくさん集まって来るのは、監督の人望なのか人気なのか
この人の映画に出たい!と思わせる何かがあるのだろうと思います
そして、お馴染みのメンバーは見ていて安心します

登場人物が多くて、それぞれのストーリーが小さく続きます
芯の通った、コレ!!ってストーリーがあるわけでなく、それゆえ、分かりづらいけど、多分この映画はそれで良いのだと思います

青を基調とする美しい映像が特徴的でした
映像美や構造美、可愛らしさ、ユーモアは彼の圧倒的な個性であり、ファンはそれを見てるだけで満足出来るのではないでしょうか、魅了されました
ゆる〜く楽しみましょう

私は途中で何回かあくびしたけど、後半持ち直しました(;´д`)