あかりポンポコ丸

アステロイド・シティのあかりポンポコ丸のレビュー・感想・評価

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)
3.0
意味不やったけどよかった。3つくらい構成を行き来してて、しかも登場人物も多すぎてなにがなんだか。
You can't wake up if you don't fall asleep.(眠らなければ起きることはできない!)

「我々は夢を見る。それはとても抽象的で、ぼんやりとした輪郭をしている。やがて目覚めると、我々はその夢に意味を見出す。抽象性から具象性を導き出す。それがおそらく、芸術というものが人間に及ぼす作用である。
ウェス・アンダーソンが創り出す不思議な世界もまた、夢に似ている。人間の死や、機能不全に陥った家族の話でさえも、高度に抽象化されている。映画自体にエモーションは含まれていない。映画にエモーションを与えるのは、鑑賞する我々なのだ。「起きたいなら眠れ」とは、「眠る=ウェス・アンダーソンの抽象化された世界にINする」、「起きる=その抽象化された世界からエモーションを感じ取る」ということではないだろうか。」
引用https://filmaga.filmarks.com/articles/261350/4/

不自然なくらいのパキッとした色のコントラストとか一つの場面を定点、枠?で切り取るカメラワーク、淡々と進むストーリーで、演劇の中の現実でない箱庭の世界なんやなぁと気付かされる。

好きだったシーン
・心に傷を抱えてるけどなんでもないふり?をしてる
・宇宙の中で僕が存在することを示すために挑む
・主人公と亡き母親役がベランダ越し?に話すシーン