アステロイド・シティのsheepmanのレビュー・感想・評価

ウェス・アンダーソン、すごく好きな監督かと言われるとそうでもないし今作においてもわざわざ入れ子構造にした意図は？とかいろいろわからない部分もあったんだけど、独特の間やシニカルなユーモアのキレのおかげか今作も最後まで気持ちよく観てしまった。宇宙人とエンカウントするシーンのショボさは特に良い。キャストの豪華さ（マーゴット・ロビーの贅沢な使い方）も注目点。映画に携わる人間は誰しもきっと50年代アメリカに対して並々ならぬ思いがあるんだろうなと感じさせる、そういう作品でした。