いやー、きついっす
ウェス・アンダーソン独特の絵柄は良いんだけど話がよーわからん。
というかいつまで経っても話が前に進んでいかない感が見ててキツイ。
お話自体がさり気なく詩的で難解だからっていうのもあるけど、一番の犯人はウェス・アンダーソン特有の語り部パート、二重構造だと思う。
語り部の話があり、その語り部から映画本筋のストーリーが語られるというのはグランド・ブタペスト・ホテルのときもフレンチディスパッチのときもあったことだけど今作は非常に嫌なところで語り部パートが挟まれて興味の持続が全く続かなかった。
話の進め方が各駅停車で話聞いてるといちいち横槍入れられて話を中断される感じ。
あとは映画自体が詩的という点。
これもフレンチディスパッチのときはまさにそうだったんだけどあちらは短編集だったから見やすかった。個人的には今作の尺でそれをやられるとキツイ。その分映像が良いとかならまだ見れるのですが自分には合わなかった。
ウェス・アンダーソンの絵は独特だけど、悪く言えば変わり映えしないからそれがずっと続いても心地よくはならない。