ウェス・アンダーソン監督の作品、「グランド・ブダペスト・ホテル」「フレンチディスパッチ」に続き、3作目を鑑賞。
こういう作品をしっかり理解して楽しめる人を本当に尊敬する。鑑賞後皆さんのレビューをひと通り読んでも、まだ理解できない自分の頭の悪さにイラついています。
「グランド・ブダペスト・ホテル」を最初観た時は、独特な映像表現で新鮮な感じがあり、内容も決して理解不能ではなかったはずなのに、「フレンチディスパッチ」は、豪華キャストに意気揚々と映画館に行ってはみたものの、あまりに風変わりな作風に集中力が完全に切れて、観たかったリナ・クードリがどこに出てたのかも分からなかった。
今作もきっと駄目かなと思いながら、いや今度こそという気持ちである程度あらすじを抑えて鑑賞したにもかかわらず、やっぱり撃沈。私にはとても難しかった。
くすんだようなパステルカラーの街はとても美しく大好きな色彩、見ているだけで心をウキウキさせる。3人の女の子達も可愛らしかったし、宇宙人の登場もユーモラスだった。劇中劇ということもしっかり理解した上で観始めたのにいつの間にか話に付いて行けなくなって頭の中は混乱するし、ただただ豪華キャストを目で追いかけていた。現実と創作の境界線が最後まで私には良く見えていなかったような気がする。
