エジャ丼

アステロイド・シティのエジャ丼のレビュー・感想・評価

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)
3.7
「1955年、忘れられないあの夏の7日間。」

1955年、アメリカ南西部の砂漠の街「アステロイド・シティ」で、5人の子供たちの科学賞の授賞式が行われようとしていた。子供達に母親が亡くなったことを言い出せないでいる父親、マリリン・モンロー風の女優など、それぞれがそれぞれの思いや悩みを抱える中、いざ開かれた授賞式で、とんでもない出来事が起こる…。

記念すべき500レビュー目。まだまだこれからですね。

この人の映画は本当に独特。立体感を感じられない平面的な画面と、印象的なパステルカラー、無感情で一定な登場人物のセリフ…わざとかと思うほど共感性の無い内容でも、これだけ人々の関心を集めるのは、それだけウェス・アンダーソンの作り出す世界観が唯一無二だからなんだなとしみじみ思う。

真面目なんだけどどこか不器用なマヤ・ホークの先生役が好きですね。