クリーム

アステロイド・シティのクリームのレビュー・感想・評価

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)
3.3
美しいジャケに誘われて観賞も2日間、睡眠導入剤となった。TVの為に製作された劇中劇がカラー。 モノクロはこの劇中劇を製作する作家や演出家、俳優陣。そして、その様子を映すTVと複雑構造。がしかし、内容が全くもって響かない。豪華キャストと美しい世界観を楽しむだけの作品に思えました。
これは、ウェス·アンダーソン監督ファンだけが楽しめばいいんじゃないかな?って思います。

1950年代アメリカを舞台に、隕石が落下して出来た巨大なクレーターが観光名所となっているアステロイド·シティを訪れた人達と言う劇中劇を軸にその製作風景とそれを放送するTVと言う形で出来ています。



ネタバレ↓
一応書くけど、スルーした方が良いです。


ジュニア宇宙科学賞を受賞した5人の少年少女とその家族が招待された。戦場カメラマンのオーギーは14歳の息子ウッドロウと3人の妹達と共にやって来た。
映画スター、ミッジも娘のダイナに付き添ってこの街にやってきた。2人は仲良くなります。
夜の授賞式で、宇宙船から宇宙人が現れ、隕石を持って行ってしまった。
これにより、軍隊は宇宙人出現の事実を隠蔽しようと街を封鎖した。子供達は反発します。
終盤で、宇宙船が戻って来て、隕石を落として、返してくれる。 そして、ラストは唐突に封鎖が解除になり、皆、家へ帰る事になる。おしまい。

この物語は、コンラッド·アープという劇作家が、テレビ番組の為に書いた戯曲。テレビ番組の司会者は、新作舞台劇の制作過程をリポートしている。
伝えたかったのは、オーギーが妻を亡くし死に向き合う「目覚めたければ眠れ」と繰り返されるメッセージだったのかな。
うーん、私はもうウェス·アンダーソンは、理解出来ないと悟りました。世界観や豪華キャストが素晴らしいので残念なのですが、眠くなる💦個人的には、もう少し面白味のある内容にして欲しい。
クリーム

クリーム