「目覚めたければ眠れ。」
これまで何作か観てきたウェス・アンダーソン作品の中でも、とりわけ世界観が異質で飛んでました🙄笑
好みは置いといて、作り手が作りたいものを作ってる感じ、嫌いじゃない👍
セリフ回しが独特で掴みづらい上に、ストーリーも淡々と進むので油断できない。いや、じっくり観てても分からないけど🤣
架空の町「アステロイド・シティ」で繰り広げられる"未知との遭遇"は、何ともシュールで可笑しい。あの宇宙人の目ツボるww
本作をさらに難解にしている要素が、「アステロイド・シティ」を舞台にした物語は"劇中劇"であり、これの舞台裏を描いたTV番組が随所にモノクロで挿入されるという、二層構造になっている点💡
だから、基本的に主要キャスト達は、「アステロイド・シティ」での役と、それを演じている人物の役の、二役を担っている。あーややこい🤣笑
なぜこんな複雑な構図にしたのかなー?と思っていたら、終盤のあるシーンでその真意を何となく察することができ、ここで一気に腑に落ちた🥹✨
映画や演劇などの芸術は、所詮虚構の作り物。夢のようなものなんだけど、私たちはそこから勇気をもらったり、生きるための力をもらったりする。
虚構が現実に与える影響、とりわけ「芸術が人生を変える」ことを賞賛する意図が、本作に込められていたのではと思う。
「目覚めたければ眠れ」とは本作の象徴的なフレーズだが、「映画(=夢)の世界に没入することで現実が好転する」って、確かにある🤔✨
それにしても、この映画俳優が豪華すぎてビビる🤣笑