いつものトボケたウェス節とこだわった美術で安定しているが基本ワンシュチエーションで動きが少なく世界観狭かった印象。劇中劇を採用して製作陣のシーンをモノクロで舞台シーンをカラー実写で工夫はされてるがモノクロシーンはあまり必要性が感じられなかった。案内人のクランストンが舞台に出てくるのとトボケたシーンに突如核実験はパイソン的に感じた。ギャラも安そうなのに豪華なキャストが大挙して出演するのはウェスの世界に魅了された人が如何に多いかの証明だろうな。細かくこだわる美術もジュネやギレルモなどと違い狂気や毒を感じないのも面白いよね。何処かおおらかさを感じる。今回舞台となった砂漠はアリゾナ大隕石坑モデルだろうどうでしょう班も訪れたいずれ行って見たい場所である。