知人に勧められたので鑑賞〜
なんと言っても印象的なのはシーンによって分かれる絵本のようなスカイブルーな色味のある世界と劇を演じる人々のモノクロな世界の美しさ。
こんなにも豪華キャストが出ているとは知らなかった〜!スカーレット・ヨハンソンにマヤ・ホーク、マーゴット・ロビー、トム・ハンクス、ウィレム・デフォーなど好きな映画に出てる人達がこんなにも出てるなんて!
物語は全体的に早口で言い回しも回りくどいような難解な言葉が多いから100%理解するには1回の鑑賞では無理だなと感じた。が、演技が分からないとオーギーが劇を下り、オーギーの妻であるマーゴット・ロビーと劇外で再会するシーンは良かった。
ツッコミ不在のシュールなシーンがひたすら続いて、途中までは「これは笑えばいいのか…?」と思っていたが、宇宙人がでてきた瞬間から「ああ、これは笑う映画なんだ」とその映画の鑑賞の仕方がわかった気がした。
宇宙人がコナンの犯人みたいな顔してるのも笑ったし、北条時行が謎にセリフに含まれてるのも笑ったし、不思議なんだけどその世界観に魅入る映画。
ただ内容が少し薄かった。何を主題として伝えたかったのかが分かりづらく、基本軸心の再生のようなものなのだろうけど、イマイチ落とし込めていないというか、刺さらなかった感じが気持ち悪く残ってしまったかな。
映画というより場面転換や「眠らなければ起きられない」のような言い回しからこの劇そのものを見ていた気分になったという表現の方が正しかったのかもしれないな〜