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アステロイド・シティのkのネタバレレビュー・内容・結末

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

画面明るい!光の白さ(太陽の強さ)
ライト〜ブライト

シーン切り替わりの画面が面白い
見慣れていない画面は私をメタ視点に立ち戻し一瞬不安にさせる

おもちゃみたいな砂漠のオレンジとおもちゃみたいな空の水色

ミントグリーン
肌はコーラル/オレンジ〜レッド

画面作りが上手い。いちいちサムネ。こういう映像が見たいのだ。

砂っぽさはありながら均一なテクスチャ。
中間色による質感の描写が少ない。
見たことないけどトイストーリーってこんな感じだろうか。ディズニーランドとかこんな感じかもしれない。

光の当たり方が全く自然じゃない
光、カメラワーク、構図において、
示し合わせたよう、という形容がしっくりくる
意図的に示し合わせたようだと感じさせているのだから気持ちがいい

メインで映される人物の背後に配置された、白けるような、とぼけた日常に生きるモブもとかく意図的。

ある出来事について誰かが語ると、その出来事は、ひとつふたつと数えられるような物事になってしまう。私の言葉でうまく形容できているとは思えないが、そのような思想が徹底されているように思える。

まあ、語りの中の語りの中の語りの中の‥‥という入れ子構造は理論上無限に連ねることができるし、わざわざ構図を数式上で把握する必要はないのではないか。

あ、いいなあ なりたいよ カメラマン
見せるのではなく見る専門の存在、そういうタイプのカメラマンになりたい。そういうタイプのカメラマンはどこにいるのだろうか。師匠がいたら心強い。

登場人物が感情に乗せられていないので心地よい。トツトツ。

カラーはワイドスクリーン
モノクロは4:3
どこまでも意図的で示唆的

マジでこの構成作った人間エグい
画面一枚に妥協しない 面白い
どこを端として作られたのか

スケルトングリーンのサンバイザー素敵

私が物語をみるとき、筋を追えているのかわからなくなってきた。
物語の筋にあまり関心がないもので。
ビジュアル、モチーフ、エモーション、ついでストーリー、が癖(ヘキ)

ポップなビジュアルに反して手強い。これは馬鹿にされている(同時に製作者も自身を馬鹿にしているような)。

メタ視点を持つ者からは諦めを感じる。
一旦諦め、一段別の視点から、見透せないもの、見透かさずに済むもの(=純なもの、信頼できるもの、最も強いもの)を求めている。

ひねくれた冗談で人の気を惹こうとする姿にも似ている。

ネイル可愛い。

「怖いからだと思う」「挑まなければ誰も存在に気づかない」「この広い宇宙では」

もう一回見られる
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