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アステロイド・シティのmfgのネタバレレビュー・内容・結末

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

「アステロイド・シティ」①

ウェス・アンダーソン大好き♡♡♡
センス…!
台詞 設定 色彩感覚とか芸術性とか 全てのキャラクターの濃すぎさ etc…とにかくすべて好き♡最高の独特感!ハマる人にはハマる系!
始まりからしてもうワクワクしちゃう…!
なんかコミカルで…なんか楽しくて…なんか可愛くて…好き!
細かいとこまでのこだわり感が最高!
いい意味で不自然で…いい意味で子面倒臭くて…好き!
なんかしらけてる感…?ローテンション感…?も絶妙に好き!


キャストも最高…!豪華…!
スカーレット・ヨハンソン
トム・ハンクス

クスッと笑えるポイントたくさん!
…かつ 人間の心の複雑さ 葛藤 とか…哲学性とか…を感じられるところもたくさん…!深み…!





Chapter1

“WXYZ-TV チャンネル8”
番組司会者…?ストーリーテラー…?

「小惑星の街(アステロイド・シティ)」
・アメリカで上映される新作劇の創作過程を舞台裏から見ていく
・番組のために創られた架空のドラマ
(※“登場人物も架空 テキストも空想 起こる出来事も作り話”)
・現代演劇の内幕を忠実に再現している
・インクリボンに始まる物語

・登場人物紹介
劇作家:

苦悩の数ヵ月(推敲と研磨と書き直しと孤独な酒の日々)はパスして先に進み…

劇団は初めての読み合わせを始める
(“ターキンソン・シアター(南北西通り345)”にて)

劇作家による細かい設定とかセットとか登場人物その他の紹介
・設定:
“カラカラ渓谷とカサカサ平原の中間の砂漠のバス停”でのお話
・主なセット
・登場人物:
戦場カメラマン(40代)
戦場カメラマン息子(14歳 超秀才)
映画女優(30代)
映画女優娘(15歳)
教師
(肖像(牧場の使用人))
陸軍元帥
その他6名
隠居(65歳)←
・物語の設定:
1955年9月
第1幕 金曜の朝 7時
第2幕 翌日
第3幕 1週間後



モノクロからのポップな色彩

♪びりびりばんばん

貨物列車

“グレープフルーツ”
“アボカド”
“ピーカン”
“トラクター”
“ポンティアック”
10メガトン核弾頭”
“大統領の承認なき爆発禁止”





Chapter2

立て看板(“アステロイド・シティ 人口87人”)
CAFE(“軽食堂 朝食 昼食 温かい夕食”/“12席の軽食堂”)
MOTOR COURT(“空室なし”“モーテル” /“10棟のモーテル”)
作りかけの道路(“ルート計算のエラー 無期限封鎖”)
“ガソリンスタンド”(=“給油機1台のスタンド”)
砂漠
サボテン
山積みの廃車
立て看板(“隕石衝突 遺跡 約5000年前 この地に落下”)
“クレーター”




“第1幕”
“第1-3場”

“アステロイド・シティ”に辿り着いた戦場カメラマン一家

とりあえず給油

→軽食堂へ
(パンケーキ5つとコーヒーの注文/オシッコ確認/頭良すぎてよくわかんない息子の報告/)

戦場カメラマン:
首にはしっかりカメラを下げ/喫煙者(パイプ)/とりあえず色んな場面でパシャリ

戦場カメラマン息子:
超秀才らしく…?しっかりズボンにシャツインスタイル&片手に手帳
頭良すぎてよくわかんない報告
感受性乏しめ…?それとも無意識的に感情を抑え込んでる…?
(“悲しいかも”)
シャイで“遅咲き”
絶妙なダサファッション

3人の妹たち:
ぺっちゃんこのヘビの死体に夢中
超個性的な“お姫様たち”
(①:超現実的妹(“お姫様じゃない”)/②:自称“生きながら埋められたエジプトのミイラ”/③:自称妖精)
…とりあえず黙っていちごミルク飲んどけ!笑
自由すぎる行動が可愛い
その名前もまた個性的
(“アンドロメダ”/“パンドラ”/“カシオペア”)
まさに宇宙人

頻発する核実験…きのこ雲…
(とりあえず戦場カメラマンとしてパシャリしとく)

車の不具合
…修理に出すも部品爆発




Chapter3

公衆電話での通話
(辺境地(“アステロイド・シティ 農道6号線”)の戦場カメラマン to リッチで優雅なゴルフ場の隠居の義父へ/息子の“あれ(“ジュニア宇宙科学大会”)”ゆえに残らねばならない戦場カメラマン/“例の反応”は“ない”とか…(ここで公衆電話の扉を閉じたり…(しかしちゃんとその通話内容を聞いちゃってる息子…))“まだ話してないのか”とか…“約束した”とか…“タイミングが”とか…(“タイミングとは 悪いものだ”)/芳しくない婿義父関係…?(“(“僕を嫌いだね”との娘婿の問いに対し)愛したことはない”/“(“妻に不相応と”との娘婿に)不肖の婿だ”))

通話終えて…とりあえずパシャリ






Chapter4

“第1幕”
“第4-5場”

一癖あるモーテル客たち

・“最高のバス旅”中の子供たちと引率女性
・グラサン熟女(映画女優)とその娘
・crazy息子とその父
・派手め熟女とその娘
・中国人父子
(↑“ジュニア宇宙科学大会”参加者親子たち)
・5人組の男たち
(楽器演奏者…?)

・サンバイザーのよく似合うモーテル店主



“軍事科学”の車
急ピッチで建設中の“7号テント”
“共同シャワー”


戦場カメラマンの告白











モノクロ
ストーリーテラーより…

演劇界の伝説となる劇作家と俳優の最初の出会いについて
(舞台:晩秋/午後遅く/大都会のはずれの海辺の村)

アイス
“フロスティ・スプーンのアイス”
“木くずと古紙で包んだ”
貰ったバス代をヒッチハイクで浮かせて購入
アーンしてあげる
自分もペロリ

俳優について



戦場カメラマン登場
独り語り
着席
→“完璧だ”との劇作家の評価
→立ち上がる戦場カメラマン…見つめ合う2人…ズボンを脱ぐ戦場カメラマン…愛し合う2人…





「アステロイド・シティ」②


Chapter5

“第1幕”
“第6-9場”

軽食堂にて
戦場カメラマン父息子×映画女優母娘




Chapter6

“ジュニア宇宙科学大会”の“開会式 授賞式も含む”にて
・“小惑星の日 1955年 強いアメリカのために”

・陸軍元帥によるありがたいスピーチ
・“小惑星の日(アステロイド・デイ)”について
・手放しに喜べないような意味深なお言葉で締め括られ…

・パラパラとした拍手
・“宇宙科学賞 受賞者”たちの研究とその成果とそれらに与えられた独特な賞


ツアー





Chapter7

“第1幕”
“第10-12場”

ランチ
・“最高のバス旅”中の子供たちと引率女性
(感謝と点呼)
・crazy息子父×中国人父×派手め熟女
(科学談義)
・映画女優×戦場カメラマン
(グラサンの下のアザ(役作りのためのメイク…?“ストーリー上でなく心のアザ”…?))
・陸軍元帥
・受賞者の“超秀才”な子供たち






Chapter8

モノクロ
ストーリーテラーより…
(舞台俳優の定義について)

映画女優×代役君(→戦場カメラマン息子)
(舞台の試演前夜 カリフォルニア行き列車の特別客室にて)




crazy息子父×中国人父×派手め熟女
+サンバイザー店主
(なんやかんや難しい談義をする3人の父母だが…サンバイザー店主の一言(“お子さんたち 変わってますな”)には逆らえず…)

5人の“超秀才”たち
凡人にはついていけないハイレベル記憶ゲーム







Chapter9

“第1幕”
“第13-17場”

・引率女性×楽団男性
(因縁…?訳あり…?)
・映画女優×戦場カメラマン



何でもアリな自販機
(“REAL ESTATE(不動産)”まで)





3人の妹たちの儀式
“遺灰(3分の1)”
素敵なコスチューム
純粋な心からの願い…涙(…と雑な祈祷…笑)

隠居(祖父)合流





Chapter10

“地球の楕円軌道のピーク 深夜(午前0時)”



“ジュニア宇宙科学大会”の夜の部…?
(“今夜のお楽しみ”)
段ボール天体観測
地球外生命体との遭遇




「アステロイド・シティ」③


“第1幕 終わり”
“任意のインターミッション”

モノクロ
ストーリーテラーより…

“第1回 舞台稽古 点呼:午前8時きっかり”

演出家について






Chapter11

“第2幕”
“第1-2場”

地球外生命体との遭遇後…

・厳重警備(“厳重隔離中!出入り禁止”/三つ編みヘルメット警備)
・大統領の許可の下、陸軍元帥より“国家安全保障 緊急措置計画X”が読み上げられる
・読み上げられる“手続き”にちょくちょく挟まる諸々…笑
・読み上げ後 直様手動シュレッダーで処分

“以下の極秘指令は1950年7月1日に法制化”

“地球外惑星の知的生命体と不足の事態が発生した場合 次の手続きを開始”とのことで…

“手続き”
①生命体が敵対的政府の指揮下にないことを確認
(→“ソ連と中国に関係が?”(→“ないでしょう”))
②米国領土の併合や植民地化や資源収奪が目的でないことを確認
(→“隕石を奪っていった”)
③証人を全員拘束し 1週間以上集団逮捕の状況下に置く(その間 広範囲の健康診断と心理検査を受けさせる)
(→“すでに始めてます”)
④現場を確保 情報を封鎖 全証拠を収集し地下深くの保管施設へ
100年以上その存在を含め全事象を公に否定すること

子供たちや親たちについて
“ここは適切な作り話を考えねば”




広範囲の健康診断と心理検査
“健康診断”
“心理検査”
“報告”(という名の怪しげな男たちによる尋問…?脅迫…?)






Chapter12

“第2幕”
“第3-7場”




引率女性の授業
事実を素直に受け入れる純粋な子供たちにたじたじ…
楽団男性の救いの手




戦場カメラマン息子×映画女優娘×女性研究者

ラブストーリーは突然に…?!
視線とか…共感とか…
“超秀才”でありながら 思春期でもあり…




戦場カメラマン×映画女優
・互いの心の傷 抱える罪悪感 etc…を吐露し合い…いい雰囲気に…?
・→隠居(義父)の介入
(隠居と映画女優の意外な関係…?隠居も映画女優を狙ってる…?)




サンバイザー店主×crazy息子とその父
・“開発用地 4398”
・“挑もうか 実験だ”が口癖のcrazy息子
・→…でも実はcrazyじゃなかった…?平凡人には理解できないような大志を抱いていた…?

(crazy息子に対し もうお手上げ状態の父からの“何がしたい?何の意味がある?なぜ挑み続ける?”との問いに)
“分からない”
“たぶん怖いからだと思う”
“何かに挑んでなきゃ誰も気づかない 僕の存在なんて 宇宙では”
…宇宙視点からの自身の存在についての考えを持つスケールのデカさ…?

圧倒されて父もサンバイザー店主も黙りこくってしまうが…

・→…やっぱりちょっとcrazyなとこある…笑

父からの改めて“何に挑む?”との問い(&“そう 何に?”とサンバイザー店主も…)に“サボテンに登る”
…ほんとに“それはよせ”…笑

…天才とcrazyは紙一重…笑





映画女優×派手め熟女
・情報通な派手め熟女からの映画女優に対する痛いお言葉
・派手め熟女からの映画女優の目元のアザへの問い
→ストーリーテラー登場…?
→“お呼びでない?”…“お邪魔しました”とサラリと退散





Chapter13

“第2幕”
“第8-10場”


戦場カメラマン×隠居×戦場カメラマン息子

なんとも皮肉な“潤滑油”




動き出す“超秀才”5人組の子どもたち






Chapter14

“第2幕 終わり”

モノクロ
ストーリーテラーより…






“第3幕”
“(休みなく執拗に演じること)”

真実を貫こうとする“超秀才”たちvs.黙殺権力
・筆頭の中国人超秀才vs.陸軍元帥
・引率女性による誤魔化し的授業
→それをもろともせず、宇宙への興味関心探究心尽きぬ子供たち
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