平和を祈るヒツジくん

硫黄島からの手紙の平和を祈るヒツジくんのレビュー・感想・評価

硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)
4.8
「これホントにアメリカの人が作ったん!?」とビックリしたのが本作です。イーストウッド監督の技術力にはもう敬礼ですノシ

主演が嵐のニノだけど、2枚目の綺麗さが吹き飛ぶほど戦場になった硫黄島での戦いは凄惨だ。天皇の名のもとに玉砕するしかない、ここで退いたら本土が侵略される。だからここで米軍を食い止めるしかない。文字通りの背水の陣。
栗林閣下(渡辺謙)とバロン西こと西竹一(井原剛志)が作中の良心だ。栗林閣下は戦争前にはアメリカで暮らしていて、彼らへの理解が深かったのに戦わざるを得なかったのは非常に残念だ。
映画を見た後で知ったんですけど、バロン西さん、馬術の超レジェンドなんですよね。この前の東京オリンピックでも「93年振りの入賞!」と言われるぐらいだから馬術の金ってハードル高いんだなあと・・・しかも馬術の本場ベルリンオリンピックで勝つという、馬術を習う全ての人間が尊敬すべき偉人です。