生きることの愚かさと素晴らしさが二つとも内包されてて泣いちゃった
街ゆく人々の脳内の騒がしい感じも好きで、一人で歩いていたり電車に乗っていたりするとすごく頭が疲れるタイプだからあるあるとしても見れた。
そういう自分を俯瞰で見ている天使の存在というのも否めないのか、と思うと日常が楽しくなりそう。
冒頭〜30分くらいの詩的なパートは少し飽きがくるというか、集中力が必要な感じも少々あったけど、私は好きだったかな。
後半のnow,here的な生の悦びというのは非常に分かりやすく情動的。
その繋ぎ目としてあの飛び降りるシーンがアクセントになって、人間であること・人間としてあることの重みが際立つようになっている気がして印象に残っている。
私は天使ではないですけど、努力をしないと世の中の人間とうまく接点が持てない感覚があるので、傍観者としてこの世にいるという設定が心地よかった。
人の肌に触れている感覚、触れられている感覚を覚えながらこんな映画を観て、非常にセンチメンタルになりましたね!
Nick Caveが非常に良い!