さすらいの旅人

ジャングル・ツアーズのさすらいの旅人のレビュー・感想・評価

ジャングル・ツアーズ(2021年製作の映画)
2.4
ディズニー映画と勘違いして観ると痛い目に合います
【VOD/WOWOWオンデマンド/配信視聴/シネスコサイズ】

久しぶりに地雷を踏んでしまった。
頭を使わないB級映画目的で観たのだが、製作がアサイラム社と言う本当のB級映画専門会社だった。この映画会社は大ヒット映画の便乗作品でも有名とのこと。これって、ディズニーの「ジャングル・クルーズ」へのオマージュ、いや模倣映画と言っても良い。

アマゾンで行方不明になった父親を捜しに行く姉弟を中心とした物語だ。B級あるあるの次は誰が死ぬのだろうと言うお楽しみを抱えたまま大冒険に出かける。
途中にチープなCGの両生類や魚類などが襲いかかる王道のストーリ。なんか、ゲームを一歩一歩進めている感覚で、映画としてのストーリ性が少ないような気がした。ご都合主義により、誰かさんは絶対死なないのも見え見えで緊張感がなかった。

辛口レビューになったが、映画をいかに面白くして観客を楽しませるかのエンタメ精神は強く感じた。それが他の作品の模倣であっても楽しめれば良いという点が、
逆にエンタメのプロ意識を感じさせる。残念なのは得意のグロシーンが弱いことと、エロチックシーンが全くなかったことだ。この辺はディズニーをマネしなくても良かったのになあ…。