僕の一番好きだった人のstkksgのネタバレレビュー・内容・結末

@キネマ旬報シアター

ひと夏より短い心すれ違う逢い引きの夜を上映時間44分で描くショートムービー。

私はあなたが好きだから、あなたも私だけを想って欲しいと願う悠（平野鈴）と過去の人を心の片隅に置き少しドライな恋愛観を持っているであろう叶絵（長谷川葉生）

波の音、虫の音だけが聞こえる心地よい空間で悠と叶絵、2人の会話が少しづつ切ない。

どちらの心情にも寄り添えるそんな淡い気持ち誰しも一度は感じた事あるよね。

イケメン女子サッカー選手とも声変わりする前の美少年にも見える平野鈴が素敵。

映画を観た後あらすじを読んだのだけど、海での入水自殺を思い留まった悠を叶絵が見て。。とあるがここ映像で分からないよね。

叶絵が悠を描きたくなって声を掛けたって言ってたけど、男性用語的な「かきたれ」のような意味で「かきたい」のダブルミーニングにも聞こえるのよ。

悠を見て'やりたい（寝たい）'っと思って声を掛けた叶絵と一晩の情事に対して本気になってしまった悠という構図にも見える。叶絵が男たったら尚更この図だよね。

ここをあらすじのみにしないで描写してくれても良かったのでは？とも思う。