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余命10年のykiのネタバレレビュー・内容・結末

余命10年(2022年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

開始から5分で自然に泣いていた。
生きるということ、命の重さを感じた2時間だった。
苦しくて切なくて愛おしくて美しくて、涙がいくらあっても足りないよ。(のちに頭痛Max)

茉莉と和人はなんだか似ているなーなんて思ったけれど、命を燃やして一生懸命生き抜く茉莉と最初は灯火でも徐々に大きく逞しく変わっていく和人は対照的でもあったなぁ。
仮に二人が再会していなかったら…と考えたけど、最後は別れだったとしても再会できて良かったんだなーと思った。

藤井道人監督は天才だな、と再認識。
そして、主演の二人が本当に素晴らしかった。
この二人じゃなかったら、こんな感情にもならなかったと思う。

原作を元にした話だということをエンドロールで察して調べたのだけど、原作者の方は花や植物を身の回りに絶やさなかったそう。
デスクの花は、藤井道人監督がその点を組み込んだものだとか。
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