せれん

余命10年のせれんのレビュー・感想・評価

余命10年(2022年製作の映画)
3.8
ストーリー的には、特にどんでん返しもなく、皆さんが思っている通りの内容です。
小松奈々、、、役のはまり具合と演技力が凄まじくて、圧倒されました。

人生で残り何回の春夏秋冬、四季を過ごせるのか。
当たり前に流れるこの一瞬の時間。
この日常を、大切に生きなければならないな。

余命があるなしにかかわらず、当たり前だけどすごく大切なことを、再確認させてくれる、そんな作品でした。

ストーリー以外の評価は、視覚効果をうまく使っていて、すごく美しい映像に仕上がっていた。
こういう美しい作品があるから映画は辞められない。

音楽に関しては、終盤に近付くにつれて泣かせるぞ、という意図が顕著に表れてくるようになって、少し残念だった。
ストーリー以外部分において個人的には中盤あたりがピーク。
最後のエンドロールなんて、「はい、泣くところやで」って感じが強すぎて素直に呑み込めなかった自分がすごい捻くれてるなーって悲しかった。
せれん

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