このレビューはネタバレを含みます
“あと10年しか生きられないとしたら、あなたは何をする?“
そんな問いかけから始まる映画。
春夏秋冬の描写が当たり前であるのに、茉莉にとっては当たり前ではない。1人で病室で過ごしていた毎日から、どんどんと友達や恋人、家族との笑顔のシーンが重なっていく。
『肺高血圧症』
今の技術でも治す術がない、予後不良の進行性の難病。
30代前後の女性に多いが、100万人に2〜15人の発症率。
茉莉が、和人との旅行から帰ってきて母に寄り添い、まだ生きたい、死にたくないと言うシーンがとてつもなく辛かった。
当たり前に過ごしている毎日だけど、意味を持って生きなければならないと改めて思わされる映画。
原作も読みたい。