余命10年の芽衣のネタバレレビュー・内容・結末

幸せになる程、失う辛さが大きくなる。

彼女の育った家庭はとても暖かくて、娘の為を思ってくれる家族がいた。
結婚したいと思うほど好きな相手も出来た。彼女にとって幸せな事は沢山出来ただろう。だが、死を待つ事は怖くて不安で心寂しい。
彼女の心の中の葛藤や、病気と一生懸命向き合おうとする姿勢に涙が止まらなかった。
病気と闘いたいのに、闘う事が出来ない。
最後まで自分の人生を生き抜いた彼女に「頑張ったね。」の言葉は涙腺崩壊だった。