隣に座っていた彼は、声が出るのを堪えるほど涙を流していたらしい。かわいいなあ。
涙のための間とセリフと回想シーン。他人の死のエピソードで泣きにいこうだなんて変な行動を起こすもんだな、そんなにみんな泣きたいのかしら。泣く、以上の何かがあるような気がして見に来たけど予想通りすぎてびっくりしている。キャストさんたちは素晴らしいのに。その分期待してしまったのがいけないんだろうけど。本作にはメッセージ性とかは要らないんだろう、アトラクション的なイメージを持つのが正解なのかな。
唯一、大好きだと伝えたい人に出会えた事が奇跡みたいなものだと(よくある思考だろうけど言葉として聞くたび噛み締めたくなる)言ってくれたおかげで今が余計に愛おしくなった。この先もずっとこのままでいたいな。リミットがないってすごい事だよなあ。