Mii

余命10年のMiiのネタバレレビュー・内容・結末

余命10年(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます


病気になる系の映画はやはりずるい。
小松菜奈、黒木華の雰囲気はとんでもなく涙を誘うし、松重豊の頬をつたう涙も印象的だった。

『余命10年って笑っちゃうよね、長いのか短いのか。』
運動できない、塩分取れない、満足に仕事できない、将来像も描けない、10年どうやって乗り切ろうか。
『辛いのはどっちなんだろうね。』就活先でも友達でも彼氏、家族でも、かける言葉さえ譲り合いの精神。

茉莉と和人の恋愛模様が少し薄かったかなとは思う。2人の気持ちが縮まる瞬間、一緒になってからプロポーズまでの時間、茉莉が別れを行動に移したのもプロポーズされて笑い合った次の日か。。うーん、、でも茉莉はそれまでの時間想像もできないくらいこの瞬間の事を考えて苦しんできたのだと思うから、、そこはこれ以上触れないでおく。
和人の気持ちに直ぐに答えなかったのはありきたりな映画じゃなくてなんかいいなって思った、私もきっと好きなのに、この手を握り返してしまいたいかもしれないのに、先に進んではいけない、もどかしいシーンが幾つかあったのは茉莉の強い心が表れてるなって思った。

茉莉がお皿洗いしてる泡の手を握ってハグとか、スノボウェアに大事な結婚指輪入れて転がっちゃうとかの演出も結構イレギュラーだなって思った(笑)スノボで滑ってる時携帯を落としてきて捜索してもらった身としてはオススメはできない(笑)


坂口健太郎はうーん..惜しかったかな。。小松菜奈の瞳ってやはり綺麗、顔整いすぎ、雪景色の中でも儚い美しさ。

原作と映画がどう違うのかも読んでみたいと思った。
Mii

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