まよ

余命10年のまよのレビュー・感想・評価

余命10年(2022年製作の映画)
4.4
ずっと切なく物悲しい雰囲気ではあったけど泣さなかった。涙は流さなかったけど心にきた感じ

余命2ヶ月とか余命3年とか、術後生存率10%とか僅かなものに向き合う物語は結構見てきた気がするけど

これは余命10年という治らない病気だけど今すぐ死ぬわけじゃないっていうのが、長生きは出来るけれど辛さが付きまとうという特殊な感情?もあってすごく幸せそうな2人の描写もやっぱりどこかに影がついて回っている感じがして辛かった

治る病気と思って幸せな日々を過ごすかずくんのキラキラな笑顔とまつりちゃんの儚い笑顔が切なくて、苦しい病気を断続的に見せているわけでも死を露骨に見せているわけでもないのにやっぱり治らないんだというのが幸せの合間に見え隠れしていてずっとフィルターがかかったような映画だった。なんか白っぽかった。原色パキパキじゃない感じ?語彙力ないけど。


かずくんとの未来を思い描くまつりちゃんのシーンがいちばんぐっときた
私間違ってなかったよね?とかのセリフも良かった。
リリーフランキーさんも良かったし、黒木華さんはやっぱりおねえちゃんが似合う。
まよ

まよ