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余命10年のlalalalabombaのレビュー・感想・評価

余命10年(2022年製作の映画)
2.1
Netflixドラマの「初恋」を観て心が洗われた様になり、「ラブストーリーもいいなとアマプラでこれを選んでみた。
昭和時代に映画館を何周もの人が並んだという「愛と死を見つめて」の令和版といったところ。
いつ死ぬかわからない…いつ死んでもおかしくない病気に侵された女性と生きる希望が持てない男性が同窓会で出会い恋に堕ちる。
考えてみれば健康な人だっていつ死ぬかわからないし、いつ死んでもおかしくない。
病気がアイデンティティなんて悲しい。
死という厳然とした概念(あえてこう言う)を目の前にすると他人はなぜそうなるのがもっと楽しいことしたかった友達と遊びたかったもっと旅行にも行きたかった。と。
生きていればこそ出来ることがある。それなら生きている時にできることをすればいいのに。
大切な人が死んでしまうのは悲しいし涙も出る。
しかしそれをあえて映画にしたのはどんな意味があるのだろうか?
ラブストーリーと言うより感動ポルノのソフトなヤツ。

登場人物がみんな泣いているので途中で観る気がぐっと盛り下がった。
当たり前のことを当たり前の様に演ずる難しさ。
役者冥利なんだろう。
その演技力と存在感・キャラクター顔がものを言う。
いつものリリーフランキーだが何かのCMみたいで鼻につく。

この時期に病院に入院しても面会はできない。病床の横に座って患者の手を握り鼻を啜ることなんて出来ない。その条件で演出演技をすればポイントは増えたのに。
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