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余命10年のpepeのレビュー・感想・評価

余命10年(2022年製作の映画)
3.8


こういうタイトルが付いている作品って
自分のメンタルが安定している時に観た方が良いのか
それとも不安定な時にこそ観るべきなのか…
迷っているうちに随分と経ってしまいましたが、
坂口健太郎さん見たさに鑑賞。


映画の内容は、
一度観たことあったっけ?と思うほど
THE ・王道を行くものでしたが、
後半ずっと泣いていました。
もうね、
私はこういうのを観ると泣くように出来ているんだなきっと!笑
もちろん役者さんの演技力あっての涙ですが。


(ここから先、少しネタバレ含みます)





人間は例外無く
誰しもが生まれた瞬間から死に向かっていて。
だからこそ、生まれてきた意味を考える。
そしてその答えの出ない問いに時に虚しさを覚えたり…。

『私、間違ってなかったよね?
これで良かったんだよね?
私の人生、幸せだったよ』

茉莉が余命を宣告されてから過ごしてきた時間を感じ、
本に書いた言葉を読んで、思いました。

生まれてきた意味なんて
立派なことはわからなくても
与えられた限りある命を
健気に全うしよう。

そんなことに思考を巡らせる。
秋の夜長にちょうど良い映画だったかも知れません。


そして、原日出子さん。
この作品で、
私的〝好きなお母さん役ランキング〟
3位内にランクインしました。
あのシーン、爆泣きです。
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