社会のダストダス

JJ+Eの社会のダストダスのレビュー・感想・評価

JJ+E(2021年製作の映画)
3.6
溜まっているレビューを手短に(手抜きと言ってはいけない)書いた後に、今年の映画への雑感を書き殴るゴールデン・ダストダス賞、その④は「フューチャー賞」。

作品レビュー

多分初めて観るスウェーデン映画、何語なのかも分からない、スウェーデン語らしい。なかなかそんな遠い国の映画をリアルタイムに日本で観れることは少ないので、いろんな国のオリジナル作品を世界同時配信してくれるネトフリさんありがとう。

スウェーデンの同じ町に住みながら、異なる社会階級のヨンヨンとエリザベス。ヨンヨンがエリザベスの妹を海で偶然助けたことをきっかけに知り合うようになる。経済的、社会的、生い立ちも異なる二人は文化の壁に阻まれていく。

A24っぽいロミオとジュリエットといった感じ。『Waves』にも似ているけど、鬱っぽくない分、本作の方が観易く感じた。流れてる曲とかほぼほぼ知らないけど、映像はきれいで主演二人の顔面は強いし、ラストのエリザベスの行動もちょっと面白かったので割と満足度は高め。



今年の優秀作品を独断と偏見と贔屓で決めて自己満足に浸るゴールデン・ダストダス賞(The Golden Dustdus Award)
4回目は、「フューチャー賞」。来年以降に公開される作品の中から、特に楽しみなものをピックアップしていきます。

☆ゴールデン・ダストダス賞2021 作品部門(フューチャー賞) ノミネート


『CODA あいのうた』…
当初AppleTV+に加入したのはこの作品を観れると思ってのことだったのです。ネトフリみたいに世界同時公開だと思っていたから、日本で未だに公開されていない理由を知ったときは、そんなアホな!とムカつきが収まりませんでした。ともあれ日本でも無事公開が決まり、試写を観た方々の熱いレビューも薄目で拝読させていただいたので一安心で期待も増し増しに。主演のエミリア・ジョーンズちゃんは個人的に今とても来ている女優さんです。

『余命10年』…
藤井道人監督作品は『新聞記者』の後に『ヤクザと家族』『デイ&ナイト』の順で観たので、死にたい気分になる映画しか撮らない人だと思っていました。しかし、最近観た『宇宙でいちばんあかるい屋根』は清原果那さんがどちゃくそ可愛い映画だったので、小松菜奈さんが主演の本作では一体どうなるのか気になるところです。

『ザ・バットマン』…
元々はベン・アフレックが監督・主演で製作予定だったものが、紆余曲折在り過ぎて大幅延期、ロバート・パティンソンが主役になりDCエクステンデッド・ユニバースとも関連がない作品に。ヴィランがペンギンとリドラーという何ともマニアックなチョイスなのも興味を掻き立てます。

『フュリオサ(原題)』…
『マッドマックス 怒りのデスロード』でシャーリーズ・セロンが演じ、人気を博したフュリオサをアニャ・テイラー=ジョイ(アニャ様)が演じる前日譚。これまでもブロンド、赤毛、ブルネットの色んなヘアスタイルで魅せてくれたアニャ様、果たして本作では髪が存在するのかが気になります。

『ソー・ラブ&サンダ―(原題)』…
単独作品を抱えるアベンジャーズでは今や最古参となった雷神さま。信頼と実績と安定のタイカ・ワイティティが再びメガホンをとり、ガーディアンズとの共闘、ナタリー・ポートマンの復帰、さらにはクリスチャン・ベイルの参戦という、『エンドゲーム』以降最大級のお祭り陣営に期待が爆上がっております。

『ザ・ナイチンゲール(原題)』…
メラニー・ロラン監督作品にして、全世界70億人が崇める我らが女神エル・ファニングとその姉上ダコタ・ファニングがスクリーン上で初共演する作品。過去に二人が同じ作品に出たのは『アイ・アム・サム』でダコタ演じるルーシーの幼児期を一瞬だけエルが演じた他、例外として『となりのトトロ』の英語吹き替え版を姉妹で担当したのみ(←それめっちゃ気になるんですが)



来年以降も楽しみな作品がたくさんあります、正直言って全部にフューチャー賞を贈りたい。あえて一つを選ぶならば…

受賞作品は、、、ぶぅおおお~ん♪(ホラ貝の音)



☆『ザ・ナイチンゲール(原題)』 です!

公開が近づいている『CODA あいのうた』と非常に悩むところでしたが、やはりファニング信者としてはこの世紀のイベントは見逃せません。もともとは2020年公開が計画されていたという『ザ・ナイチンゲール』は、コロナの影響で製作が延期になり現在は2022年末公開予定になっています。主演二人以外の情報は公開されておらず、延期が確定してからというもの、普段は本を読まない私が原作本を購入し、「このチャラ男はシャラ●君とかが合いそうだな―」「このクズはサム・●ラフ●ンがお似合いだなー」とか想像しています。

以上第四回でした。フィルマークスを始めてからは、それきっかけで知った作品も多いので、上記で挙げた作品以外でもきっとまだまだ楽しみな映画が出てくる思います。他の方々がどんな映画を楽しみにしているのかも気になるところです。