観れて良かった。
皆さんがレビューされている通り。出演者の皆のキャラが濃く立ち、各人の内面が正直に表情に現れていた。
それはインタビューを録画する迄の制作側の真摯な態度や姿勢もあったのだろうし、ボクシングに携わる人々の何処かしら真っ直ぐで不器用な人柄もある様な気がした。
逃れられなかった嵐を経験した後、彼女らの静かなる良い笑顔は、なんと云うか…観ていて此方まで届いてくるかの様だった。
ボクシング好きなワタシは当時の記事の断片を朧げに覚えている。
だが、正直申せばワタシは何一つ知らないのにこの事件に多少なり偏見をもっていたかも知れない…と(本作を観て)感じ、反省した。
或る意味での毒親もDVによる支配も、自分も近いところで知るから、本作を観ても何処か喉か胸辺りの片隅が詰まる様な感覚を覚えたのも事実だ。
どなたかも書かれていたが、彼女が今現在、そしてこれからも、静かな幸せを感じれる日々(人生)であります様にーと祈るばかりだ。
