カワイは大学時代の友人ホンダの家を訪ねるが、ホンダは「夜の東京には巨人がいる」と熱弁し、東京の夜の街に出現するという巨人の存在に妄執していた。自室に引きこもり、定点観測を続けているからこそ世界の変化に気づいたと語るホンダ。次第に常軌を逸していく彼の挙動が、カワイの認識に揺さぶりをかけていく。
石川泰地監督特集「一部屋、二人、三次元のその先」にて鑑賞。
25分と短めな作品ですがホンダの雰囲気だったりマンションの狭い一室での展開はテンポも良く惹きつけられた。
テアトル新宿での上映でしたが石川監督はつい先日までテアトル新宿でアルバイトをされていたそう。
