懐かしい怖さ。善悪の分別つかない子どもの怖さもあるけど、大人の方が怖い。
ここ数年話題にあがる北欧ホラーの最新作。善悪の区別がまだつかない子ども超能力を使えちゃってみたいな内容で、終始懐かしいというか黒歴史を思い出すという感じで怖い。
幼少期だと、純粋が故に未熟でよく分からず悪いことをしちゃうみたいな、誰にもあるような内容で刺さる人には刺さる内容のはず。
激しい超能力バトルというよりは子どもの悩みと超能力の関係性が重視で、人間ドラマが楽しめる。
それが楽しめるのも子役の演技が圧巻だからだと言える。
超能力はいくつか種類もあり、それもあるのかよって思うほど。
この作品で共通して言えるのは、主要キャラ達は、皆親の愛情に飢えている。
誰かがこれに気づいて寄り添っていれば結果は違ったなと思った。
団地で近くに住んでいるのに意外と気付けない。サイレント超能力バトルがそれを表している。
無垢な悪が怖いが、善悪の区別が分かっているのに悪いことをする大人の方が怖い。
監督が漫画の童夢に影響受けたとのことなので、今度読みたい。
