イノセンツのpenのネタバレレビュー・内容・結末

言葉を発したことで初めて妹が姉を人間として見るところが精神的な部分で残酷で、胸が締め付けられた。
ベランダや階段から落とす動きで上からの落下を冒頭から意識させられて、終盤に橋からの落下。運命の流転を感じさせる。
能力を持つ者同士が精神的にコネクトする設定が姉妹の握手へと繋がっていくのが上手い。
幼い子どもたちの不安、孤独感、衝動的な暴力性といった感情等が能力とリンクしているのが好き。
一人ひとりの部屋の荒れ具合と空間が妙に空いてる感じが心情を表現しているように感じる。