「子ども達の中で生まれる無垢な暴力が覚醒する静かなサイキックバトル」
大友克洋さんの「童夢」にインスパイアを受けた本作、恥ずかしながら童夢は未見。
4人の子どもとある団地を舞台に巻き起こるサイキックスリラー。能力に目覚めだした子供達の静かなる闘いと先の読めない展開、子供ならではの描写など楽しめました。
特に子供ならではの独特な心理描写や描き方はかなりあるあるだったり、共感できるものがあり素晴らしかった。友達からハブられて、他の子供と仲良くなったり、子供だからこその無垢な残酷さみたいなものがとてもリアル。
特に猫ちゃん好きは鑑賞注意だったりするくらい痛々しい残酷描写はあります。童夢ほど派手なサイキックアクションではないので、そこは期待せず決してセリフで説明しすぎない子ども達の表情などを読み取らせる作りも素晴らしいです。
映像演出や編集、子役の演技が素晴らしく一見の価値ありでした！
