このレビューはネタバレを含みます
最初は小さな石をスンッて動かして遊んでただけなのに。
ハリウッド映画の掟には「子どもを殺さない」ってのがあると聞いたことがあるが、北欧には関係なし。
藤子・F・不二雄のSFホラーにもありそう…と思ったら元ネタ『童夢』なのか。確かにあの集合住宅の絵な。距離が近いようで遠いような、隣人のような他人のような関係は北欧の集合住宅にも当てはまるのだろうか。
子どもの世界でのエスパー対決。北欧ホラーっぽさがマッチしていて、とてもいい。最終対決はナメック星での戦いみたいだけど、全然ヘンテコでない。それにどっちも子どもだから、どっちが勝っても「やったー!」とは言えないじゃん。複雑ぅ。
堂々主役を演じた女の子。「えっ、そこでそいつのこと押すんだw」とは思った。セリフは少ないが、不安な顔、遊ぶ顔、イジワルな顔、すべてが満点。アカデミー主演女優賞あげたい!