ゆたり

イノセンツのゆたりのネタバレレビュー・内容・結末

イノセンツ(2021年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ベン、可哀想だけどお前はもう「邪悪」だよ...

正直おもしろかったーー!!
けど、にゃんこを虐めるやつは絶対に許しませんよ。
あの辺は超薄目で(これは作り物だ...)と念じてなんとか堪えました。許しません。

大友克洋先生のサイキック描写が好きな人は、やはり好きなんじゃないでしょうか。
ハリウッド的な大味な超能力!というよりも、非常に生っぽい(?)描写で、じっとりサイキック!な感じでね。
あれどうやって撮影してるんだろ。
フルCG?

だいぶ残酷な部分が多かったですね。
生き死にについてもそうだけど、それぞれの親とのアレコレがね...
アイシャの遠隔腹話術も、優しいけど、切ないよなぁ...

真っ白だから、真っ直ぐに邪悪になる子ども
真っ白だから、残酷なほど感受性が強い子ども
真っ白だから、頼る術なく藻掻く子ども
真っ白だから、内側と隔たりのない子ども

アナの最強格オーラはシビれますよね。
ラストバトル史上、トップレベルの地味さではないでしょうか。
あれがまたシビれましたね。
あの最後の「ッドゥ」感が、良いすよね。

イーダが、まんま大友克洋作品から出てきたような造形とオーラで、良かったですね。
BGMも良

ベンの下の階の人、良い感じの暮らしをしていたのに可哀想に...

北欧童夢!
ゆたり

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