このレビューはネタバレを含みます
無垢と残酷が同居する子供が持ってしまった超能力。そこは大人の理屈も倫理も通用しない、空恐ろしい世界。
説明どころかセリフ自体も少なく、淡々と進むのも怖さに拍車をかける。
最初にミミズを踏み潰すイーダ。子供あるあるだよなぁと思いながらも次は猫、そして...
エスカレートする狂気に呼応するかのようにチカラがパワーアップしていくベン。もはや自分でも止められなかったんだろうね。
お姉ちゃんが落書きを消すシーンで終わるのがとても印象的だった。現実はリセット出来ないんだよなぁ。
似たような映画で「クロニクル」という作品を見直してみたくなった。あと大友克洋原作の「童夢」も。