大友克洋先生の童夢からインスパイアされたという本作。団地という閉鎖的な空間のさらに閉鎖的な子供達の集まり。そこで行われる小さな好奇心はやがて平穏な日常を侵食していく。
幼少期に団地に住んだことのある身としてはあの独特の空気がしっかり描かれていてすごくリアリティを感じました。
サイキックの表現もすばらしく、子供ゆえの繊細な感覚と相俟って、空気の震える透明な緊迫感を感じることができました。
役者陣も素晴らしく、難しい役をしっかり演じ切っていてとても良かったです。
またパッケージのブランコのデザインがとても良いと思います。
★猫好き注意。