童夢にインスパイアされたみたいで、実際確かにその影響は感じられるなぁと。
劇中前半の、子供ならではの無邪気な邪悪の描写が結構生々しくて。自閉症で言葉が発せられないお姉ちゃんに対してのアレコレとか…猫に対するアレとか。
童夢で敵として描かれてる老人の方が歪みという点では強い感じもしますけど、こちらの場合、虐待されたことで歪みが生じてしまった子供なので、より現実感は強まってて、これはこれで良い気がする。
派手な描写はなくとも水の波動とか、風のざわめきとか、傷の生々しい描写なんかで超能力を描いていて、周りの大人たちは全然気付いてないんだけども壮大な戦いが静かに行われている…! 感が良かったです。
続編を出すようなもんでもないでしょうけど、今度は力が暴走した姉と妹のバトルが見てえですね。