いや〜!おもしろかった。
期待通りの作品でしたよ。
全体的に不穏な空気を纏う。
ノルウェーってのがまたなんかソソル。
団地に住む少年少女。
彼らは超能力を持っているのだけど、誰がどんな能力を持っていて、どう使うかが次第に明らかになっていくところがおもしろい。
一番強い力(たぶん)を持ってるサイキック少年は序盤から発揮するのだけど、イーダの自閉症の姉アナとのバトルはゾクゾクしたよね。
あの足元の土がざわついて盛り上がるのなんか結構リアリティがあったな。リアリティってのは、もし、ほんとに超能力があったら、まずはあんな感じになるだろうなっていう…そんな感じ。
木々のざわめきも不穏
風の音も不穏
超能力を直接的にではなくて、間接的に使うあたり、ちょっと子供らしからぬ感じがまた良い。先日観た『クロニクル』の男子たちは使い方が少し幼稚。ごめんね。
少年の母親は気の毒だったけど、あれは虐待してるね、日常的に。少年の身体アザだらけだったし。それでも、あの鍋のシーンは、その先を想像してゾッとしたな。身体が硬直したよ。
とにかく。
なんかすごいもの観たな。
世界には興味深い作品を作る監督がわんさといるんだね。
映画っておもしろい。